NPO法人
かるがもCPキッズ
Karugamo
For kids
with cerebral-palsy
脳性まひの子どもとパパママの会
みなさまへ
かるがもCPキッズのホームページにお越し下さり、
ありがとうございます!
ご挨拶
我が家には3人の子供がおり、
そのうち2人の身体に障害があります。
ひとりは寝たきり、
ひとりは何とか歩ける程度の子・・・
こう書くととても不幸な家族に映るでしょうか(笑)
でも実は全くそんな事は無いのです。
ある日突然
子供達の障害と向き合う事になってから
10年以上経ち、
誰よりも障害を受け入れられずに
苦しんでいたはずの私がやっと心から
そう思える様になりました。
今の私にとって、
寝たきりであっても
娘の笑顔は何よりの癒しであり、
この子にもちゃんと喜怒哀楽が
存在しているのだと伝わる度に
育てて行く自信の様なものが湧きます。
そして悲しみを乗り越えた今だからこそ、
以前の私の様に
不安や絶望の中にいるご家族に、
何とかこの気持ちの変化を
伝えられないかと考えた事が、
この会を立ち上げたきっかけでした。
日本は、まだまだ
バリアフリーには程遠い社会です。
足が不自由というだけで
学校に通うという当然の権利さえ
困難な時もあります。
敬遠されてしまう理由のひとつは、
世間が肢体不自由の子に触れる機会が
非常に少ない事。
障害のある子への知識や理解が深まれば、
もっと住みやすい世界に
変わっていくはずなのです。
だからこそ私は
「こんな例もあるよ」と
内外に伝えつつ、
未来の子供達が
偏見や先入観を持たれずに済む
社会になる様、
訴えていこうと思いました。
そして同時に
時には寄り添い
時には支え合う仲間がいる事、
障害があっても
楽しく生活をしているメンバーの事、
ママ達が必要以上に頑張らなくても
どの子も確実に成長するのだという事を
ぜひ知って欲しいと思います。
最後に、ここに来るまでには
家族や病院のドクターをはじめ
幼稚園や小学校の先生方、
いつもそばにいてくれた友人など、
本当に多くの方から大きな力を頂きました。
この力を
今度はこの輪の中で
繋いでいく事が出来れば幸いです。
2015年8月
NPO法人かるがもCPキッズ
代表 江利川 ちひろ
ブログ
「Barrier free~子どもたちの未来」より